もやしはダイエットに効果的な食品?
もやしダイエットと言って、食事をもやしに置き換えるダイエット方法があるようです。例えば朝食と昼食は普通に食事し、夕食を抜いてその代りにもやしだけを食べる、といった感じのダイエット方法です。
非常に栄養がかたよっていて、体に悪影響がありそうなイメージのあるダイエット方法です。しかし、もやしのカロリーは100g当り14kcalと低カロリーです。お腹いっぱい食べたとしても、もやしばかり1kgも食べれないでしょう。そうすると、どれだけ食べてもせいぜい140kcal程度で、置き換えダイエットとしてはよいアイデアの1つだと言えるのかもしれません。
便秘解消に効果がありそうなもやし
もやしは便秘解消に役立つ食品だともいえます。もやし100g当りの食物繊維の量は1.3gです。もやしを400g食べれば5g以上の食物繊維を補うことができます。
40代以下の世代では1日に10g以上の食物繊維が足りていないようです。食物繊維の不足は便秘の原因の1つですので、もやしを食べることで食物繊維の不足分を補うこともできそうです。
もやしのビタミン、ミネラル量は?
もやし100gに含まれるビタミンとしては、ビタミンB1 0.04mg、ビタミンB2 0.05mg、ナイアシン 0.3mg、ビタミンB6 0.05mg、ビタミンE 0.1mg、ビタミンC 8mgといった感じです。
ミネラルとしては、カリウム 69mg、カルシウム 9mg、マグネシウム 8mg、鉄分 0.3mg、亜鉛 0.3mg、銅 0.08 mg、マンガン 0.06mgといった感じです。
ビタミン、ミネラルともに微量ですので、栄養面で考えるともやしダイエットはビタミンやミネラル不足が気になりそうです。
結局、もやしをダイエットにどう活用したらいい?
もやしダイエットのように食事を抜いてもやしばかり食べるようなダイエット方法では、長期間行うと栄養面から考えて体がもたないでしょう。ビタミンやミネラル不足に陥ってしまい、肌も荒れて健康状態が悲惨な状態になりそうです。
しかし、もやしは低カロリーで食物繊維が比較的多めの食品です。便秘が気になる場合は食物繊維を補うためにもやしを活用してもよいでしょう。
結論としては、もやしダイエットのような置き換えダイエットとしてもやしを活用するのではなく、普段の食事にもやしを1品加えるような活用方法がよさそうです。
ちゃんと食事はしつつ、ご飯を控えめにしてカロリーを抑えた食事内容にします。そのままだともの足りない場合、もやしをお腹いっぱいになるまで好きなだけ食べて食欲を満たすといった活用方法です。
こうすると低カロリーな食事内容でもお腹は満たされて、食物繊維も補えるので一石二鳥というわけです。